知ることから始めるか?動くことから始めるか?
初めてのことにチャレンジする時は、誰でもわからないことだらけ。
心も不安で揺らいでいます。
そういう状況で人はどう動くのでしょうか?
チャレンジする時の2つのマインド
大きく二つのタイプに分けて考えることが出来ます。
【Aタイプ】
とにかくガッツリとリサーチしてから動く。
準備をしっかりと行い、頭の中にはっきりとしたイメージを描いてから進みたい、慎重派タイプ。
【Bタイプ】
Aの反対で、スピード重視。
とにかくまずやってみて、それから必要に合わせてリサーチすればいいと考える。
出たとこ勝負の行動派タイプ。
二つのタイプと言いましたが、実際にはほとんどの人はどちらの要素も持っています。
A100%やB100%という両極端に振れる人もいますが、まず8割の人は両面を持ってる混合タイプです。
Aの要素とBの要素の混ざる割合は人それぞれです。
Aが強い人もいれば、Bが勝る人もいる。その比率に個性が現れます。
両者の違いは行動だけじゃない
ところでこのAとBの2つのタイプ。同じ事にチャレンジする時、それぞれがリサーチ(調査、研究、学習)する内容は、はたして同じなのでしょうか?
想像してみればわかりますよね。
Aタイプが行動するために行うリサーチと、Bタイプが行動しながら行うリサーチでは、当然フォーカスするポイントが違います。
また、扱う情報サイズも変わりますね。
Aタイプなら、まずは全体像、概略、歴史的背景など。大きなチャンクサイズ。
逆にBタイプは、その時に目の前で起きている問題に対応するためのリサーチですから、具体的な事例や情報を求めます。これは小さなチャンクサイズです。
うまくいかない時に起きていること
結局のところ、何か新しいことを進めて行く時には誰でも、自然とこの両方を(程度の差こそあれ)やっているわけです。タイプや好みに関係なく、否応なしにどちらも必要になりますから。
だから、もしもうまくいかないのだとしたら、それは、極端に走ってしまったことが一番の要因でしょう。
Aタイプが極端になると、調べたり考えたりするだけで行動ができなくなります。つまり、石橋を叩いても渡らない。あるいは、叩き割る(笑)
Bタイプの場合は、直進して行き止まったら、すぐに右に行き、それもダメなら、よし今度は左だ、と遮二無二突進して壁にぶち当たり砕け散る。
猪突猛進。エネルギーはあるけど、結果が出ないということが起きそうです。
タイプを知ればうまくいく
さて、あなたはどちらのタイプでしょう?
もし、Aだな、と思うなら、7割ぐらい下準備が出来たらとにかく実際に行動してみて、それから軌道修正をしていく進め方が良さそうです。
Bが強い人は、頭を突っ込む前に、まずは立ち止まって行く先をしっかりと確かめる。それから動く方が良さそうですね。
ちなみに、わたしは明らかにAが強いタイプ。
先にあるものがはっきりつかめないと動けません。
不安だからではなくて、イメージが浮かばないから、というのが理由です。
だから、ある程度までの設計図的なモノを描いてみるところから始めます。
描いたものが明確ならば、すぐに動き出せますが、曖昧な場合は止めます。
ゴールを決めずに歩き出すと迷子になっちゃうし、それを楽しめるタイプではないと自覚しているので。
自分なりの「さじ加減」を見つける
どんな方法いも、絶対的な正解はないんです。
自分にとっての最善・最良があるだけ。
だから、それをちゃんと自分でわかっていることが大事なんですよね。
人から教わると言うのは、そのためのヒントを受け取るということです。
盲目的に従ってみるのも悪くはないけど、目的地に向かうためにはちょっと遠回りになるかなと思います。
でもそれも、Aが強めなわたしの考えです。
あなたには、あなたの「さじ加減」がベスト。
自分の感覚を信じること。何事もやはり、そこに行きつきますね。
いつだって「自分の内側の声」が最良の指針です。