不安や恐れに呑み込まれないための心の扱い方

こころとからだのトリセツ

2011年3月11日の大地震と津波による途方もない災害が起きた時、アメリカで高名なスピリチュアル系の方から、励ましとアドバイスのメールが、不安な日々を送っていた私たちの元に届けられました。

過去に重大な危機や困難に直面した経験を持つ大勢の人にインタビューし、リサーチしてきたことで得られたアドバイスをシェアしてくれたものでした。

関西での豪雨災害、台風による被害、そして、北海道での大地震・・・
このところわたしたちの暮らしのすぐ側で、大きな災害が続いています。

物事をどう受け止めるかは、その人自身の心の持ちようによって変わるものです。

避けようのない出来事であっても、心のケアの方法を知っていれば、そのストレス、苦しみを軽減することは出来ます。
苦しみや恐れの心からではなく、平常心で物事を見て対応していくことで、厳しい状況の中でも、より良い選択肢が見つかるかもしれません。

「不安・怖れ・悲しみ」に呑み込まれないためにできる7つのこと

これはどのような状況にある人にとっても、役立つアドバイスだと思っています。
オリジナルのメールは保管していなかったので、自分のために残してあったメモから7つのポイントをシェアします。

1.自分自身に特別に優しくする

失敗や欠点を見て、自分を傷つけたり責めたり自己嫌悪になる時ではありません。
ただシンプルにいま自分ができることにベストを尽くしましょう。
物事はだんだんと良くなっていきます。

2.深呼吸する

気分が沈んだり、落ち込んだりしたら、ただ手を止め、立ち止まり、ゆっくりと何回か深呼吸をしましょう。
呼吸に意識を向けると、心はだんだんと落ち着きを取り戻し、バランスが整っていきます。

3.泣いていいんです

泣くことを我慢しないでください。大人だって泣いていいんです。
誰かと一緒に泣くのもいいかもしれませんね。
ハグし合ったり、慰め合ったりすることで、孤独感も和らぎます。

4.自分の内側を感じる時間を持つ

あなたがもし瞑想をする習慣があるのなら、瞑想をして自分の内側にある静かな世界を感じましょう。
自分への信頼感を思い出しましょう。

5.人を手助けする

人のために何かをすることは、実は自分自身を助けることでもあります。
憂うつな気分や、怖れ、不安を癒すのに役に立ちます。

6.休むこと

毎日休息時間をしっかりと取ってください。
焦らずにゆっくりと進みましょう。
心もからだも回復するための時間を必要としています。
睡眠、休息、食事がすべての土台です。

7.良いことに意識を向ける

恐れ、悲しみ、不安があっても、それだけがすべてではありません。
喜びや楽しみもまた共に存在することができます。
良いもの、望むものに目を向け続けましょう。

より良くなっていきます

物事も人生も、常に変化しています。固定されたものは何一つありません。
今の状況が永遠に続くわけではありません。必ず変わります。
そして物事はいつでもより良くなることが出来るし、そうなっていきます。