ヨガは脳のアンチエイジング法

こころとからだのトリセツ,脳のトリセツ

高齢になると、どうしても運動能力は鈍るし、脳の認知機能も低下します。
少なくとも一般的にそういう傾向が見られますよね。
でも、ヨガや瞑想を継続的に行っていると、そうした機能低下を予防することができるのだそうです。

認知機能の低下を予防

高齢期の女性を対象に、ヨガをしている人とそうでない人の、脳を比較する医学的調査が行われました。

認知機能・集中力・注意力に関連する脳の部位の容積を調べて比較したところ、ヨガを続けている人の方が、そうでない人よりも明らかに容積が大きい、という結果が出たのです。
ヨガを続けることで、加齢による脳の萎縮が予防されていたのです。

今ではたくさんのヨガ・スタジオがありますね。
あなたも一度ぐらいは、やってみたことがあるでしょうか?

経験した方は「うん、そうそう」と頷いてくださると思いますが、ヨガは、ちょっと不思議なエクササイズ。
いわゆるスポーツとしてのエクササイズとはどこかちょっと違います。

筋肉使うし、ちゃんと鍛えられるし、呼吸器も鍛えられるし、息も切れる。
でも、スポーツではないし、単なるストレッチでもない。

じゃあ、なんなのよ?っていいますと、ひとことで言うなら『瞑想』です。
からだを動かし、呼吸を意識的に使って行う『瞑想』。

ヨガは瞑想ってどういう意味?

からだを動かす瞑想?

言葉で言うと、なにやらワケわからない感じがするかもしれませんが、実際に自分でやってみると、わかります。

歩いているときって、ふっと、いいアイデアが浮かぶことありますよね。あの感じに近いです。

アイデアとかひらめきというのは、左脳的、理論的に頭であれこれと、こね回して出てくるものじゃなくて、右脳的感覚、潜在意識から浮かび上がってくるものです。

瞑想が「頭(思考)を黙らせて、潜在意識を開かせるもの」だとするなら、ヨガは「からだを動かすことで、頭を空っぽにして、感覚を開かせるもの」と言えるでしょうか。

運動嫌いでもヨガが続けられるワケ

じつは「コツコツ継続」がけっこう苦手なわたしなのですが、なぜかヨガだけはしっかり続いています。
初めて体験クラスに行ったのが2012年11月(いま確認したので間違いありません)。
つまりあれからすでに5年半も続いているんです!
これ、わたし的には、超すごい。小学校通学6年間以来の継続記録です(笑)。

会費払っているんだから休まずに行かなくちゃ、なんて思っているようだったら、こんなに続かなかったことでしょう。
でもヨガの場合、それがまるで逆だったんです。

週に一回のヨガに行かないと、物足りなくなる。
どうも身体の調子が落ちるなあと感じる。

少しぐらいの不調は、ヨガに行けば治ってしまいます。
それを身体が知っているので、多少スケジュール的にムリをしてでも行きたくなってしまう。
運動嫌いのわたしがそうやって通い続けるぐらい、ヨガは身体と心の両方によく「効き」ます。

長生き脳を目指しましょう

気持ちいいから続けられる。続けずにいられなくなる。それがヨガのすごいところ。
からだも脳も、気持ちのいいこと、大好きですから。

苦しい運動は、ストレスホルモンを出して心身を傷めることがあります。
その点も、ヨガなら大丈夫です。
ポーズの強度はその日その時の自分に合うように、自分でコントロールするというのが基本的なスタンス。人と較べず、自分のからだとしっかりと向き合い、会話します。

これを続けていると、からだの不調に早く気づけるようになります。状態を悪くする前に、自然治癒力を活かして調子を整えることも上手になりますよ。

からだを整え、脳のアンチエイジングにも効果絶大のヨガ。
未体験の方、ぜひ一度お試しあれ!