自分の幸せを取り戻すためにできること
幸せを感じられないのはなぜ?
それが起きる仕組みをこの記事で、わたしの体験を元に考えてみました。
一生懸命にまじめに生きているのに、なぜか幸せではなかった父と母。
二人の生き方から気づいたことが、わたしの人生を動かす要因になりました。
今どきの言い方だと機能不全家庭?なのかもです。でも、100点満点の親なんているわけない。自分が大人になってみると、よくわかります。
考えてみたら、わたしが小さかった頃、両親は30代です。すっかり成長した(笑)今のわたしから考えたら、まだまだ若者ですよ。
だからよく言われるような「毒親」という言葉で両親を責める気にはなりません。
若い頃はかなり腹を立ててましたけど(それは若気の至りと言うことで)。
ひとりひとりが違う存在なのに
ここで、前回の記事で書いたことを簡単にまとめておきます。
生き方を人から与えられた基準で選択していると、
表面的な成功は手に入ったとしても、
本当に満足のいく幸せな人生にはなりにくい。
だから「自分基準」を持つことが大切。
この「自分基準」は、心や思考のあり方だけではなく、からだ・健康についても同じことが言えます。
何を幸せと思うか、という心の基準が人によって異なるように、何を心地よいと思うか、何を身体が必要としているかは、やはり十人十色。人それぞれで違いますよね。
○○健康法とかを実践しても、効果が出る人とそうでない人がいる。
当然ですね。それぞれが違う人間なんですから。
体質、体力、筋力と筋肉の質、消化力、抵抗力、免疫力。
どれをとっても、まったく同じ人なんてこの世にはいません。
置かれている環境も違いますよね。
睡眠時間にしても、仕事にしても、どんな生活スタイルなのか、どんな気候の土地に住んでいるのか、などなど……
健康と身体に関係する要素はいろいろあります。
同じような環境で暮らしていたとしても、その影響の現れ方は人それぞれです。
それは誰の基準?
世に出ている様々なデータって、そうしたものの平均値、標準値でしかありません。場合によっては、ある限られたグループの人々の数値でしかない可能性もあり得ます。
Aさんには効果が高かった食べ物がBさんにも同じように効く、というものではない。
こうやって考えて行くと、万人に同じように作用するものはあるはずがないことが分かります。
健康情報とかを鵜呑みにして、妄信してしまう人を見かけますが、それがまさに、他人基準で選んでいる、ということです。
他の人の身に起きたことは、ある一つのケース、一つの情報にすぎません。
自分にそれが当てはまるのか、自分にも効果が出るものなのか。それを知るにはまず、確かめてみる、という作業が必要です。
それをせずに思考停止で従うことを「鵜呑みにする」と言います。
では、自分に合うかどうかをどうやって確かめればいいのでしょうか?
本当の答えは知っているのは誰?
その方法は、これに尽きます。
自分の身体の声を聞くこと、です。
え、身体の声?
心の声じゃなくって?
そう、身体だって声を発しているんですよ。痛いとか、熱いとか、かゆいとか、寒いとか暑いとか、ね。
気持ちいいとか、イヤな感じ、というのもそうですね。
食べ物にしても、膚に触れるものにしても、それに対して身体がどう感じているか、それを意識してあげることがとっても大事。
心の声と同じように、身体の声も小さいんです。
しっかりと耳を傾けて、意識を向けてあげないとうっかり聞き洩らします。
大きな声が響いたならそれは、アラートが鳴っている状態。ヨロシクない事態ですよ (-_-;)
そしてもしも、悲鳴のように大きな声で身体がなにかを訴えてきたとしたら、すでに緊急事態です。
だから、そうなる前に、危機的状況に至る前に、そこまで身体を追い詰めてしまう前に、普段から耳を澄ませて、身体の声をしっかりと聞き取ってあげるクセを身につけておきましょう。
からだの声が教えてくれること
身体と心は密接につながっています。
身体がイヤがることは、心もイヤがります。
だから、身体がイヤがっていることに気づかずに、その状態を続けていると、心まで病んでいきます。
それと同じように、心がイヤがっていることをすると、緊張して身体がうまく働かず、筋肉にも力が入りません。これは誰でも経験ありますよね。
身体と心はつながっている。
まさに文字通り、一心同体です。
もしもあなたが今
・何かうまくいっていない
・なんだか充実感がない
・元気が出ない
ということがあるのなら、まずは身体の反応をよく観察してみてください。
心の問題を直接心に尋ねてもなかなか答えは見つからないものです。心の声はとても繊細ですから。
でも、身体は具体的で感覚としてつかみやすい。
だから一心同体の「体」からアプローチするのが手っ取り早いんです。
身体が何を心地いいと思い、何をイヤがっているのか。
それを感じ取ってみてください。自分の内側に耳を傾けてください。
あなた自身の身体が、あなたの選ぶべき道を示してくれるはずです。