「夢」と「望み」の違いって?
「夢」と「望み」の違いはなにか?
今朝、なにやら突然、この問いが頭の中にポッと湧いて出たんです。
さて、これを思い浮かべたということで、すでに明らかなことがまず一つ見つかります。
つまり、わたし、人生ナビゲーターきみこは
「夢と望みは同じものではなく、そこに何かしらの違いがある」
と感じている、ということです。
「感じている」とあえて書いたのは、この時点ではまだ、この感覚について思考も言語化もしていない状態だったからです。
なにかが思い浮かんだときは、まだイメージのままです。
だから、そのイメージを手掛かりに脳内の情報や記憶の断片をひっかき回して、ふさわしい言葉を引き出していきます。
感じているだけのイメージをコトバでとらえることで、思考できる材料が手に入ります。
脳は質問されるのが好き
さて、わたしたちの脳には、問いかけるとすぐに答えを見つけようと動き出す習性があります。
浮かんできたのは、こんなイメージでした。
「夢」という言葉から思い浮かんだフレーズ
「オレは海賊王になる!」
「ジャイキリを目指せ」
「宇宙に行く」
「ロックスターになってやる!」
はあ、なんだかわかりやすいわ (^^;)
つまり男の子的な性質が強いんですね、夢って。
なにがなんでも○○を手に入れるぞ!みたいな。
そんな感じでしょうか。
では、一方、「望み」という言葉から浮かぶのは
「お嫁さん、お姫様になりたい」
「ステキな彼氏とラブラブ~」
「可愛い子供たちを育てる」
「幸せになりたい!」
面白いですよね、夢で出て来たものとはちょっと違う。
これは、言うなれば女の子的と言えそうです。
言語化すると違いがわかる
この二つの大きな違いはなんだろうと考えてみました。
較べてみると一目瞭然ですよね。
「夢」は、明確で具体的、目指すべき一点。
たとえるならエベレスト山頂。
「望み」は、こうでありたいという状態・状況。
たとえるなら楽園・お花畑ですね。
つまり、何者かになる、何かを手に入れるのが夢。
幸せになりたいのが望みです。
こういう区分を考えると、わたしが子供の頃から「夢」を持たなかった理由が納得できました。欲しいモノ(夢)の先にある「幸せ感」が欲しかったんです。
手に入れるモノはあくまで、そのための一つの道具や形に過ぎないから、それ自体にはあまり魅力を感じていないようです。
考えてみると、ちょっとフシギな子供だったのかも(笑)
人生ナビに必須の2つのデータ
ここで書いた夢は、言い換えると「ゴール」のことでもあります。
そして望みは、「ゴールのその先にある究極の目的」です。
現実世界を100%楽しむには、この両方が必要だと、この頃つくづく感じます。
ゴールだけでは、それを手にしたときに人生が終わってしまう(笑)
「そして二人は幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし」はお伽噺の中だけです。現実の人生はその後もず~っと最後の瞬間まで続いていきますから。
その時に生きる原動力、生きることの喜びをもたらしてくれるもの、それが究極の目的である「望み」です。
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人生ナビをしっかりと機能させて、今この時を満喫して生きる。
そのためには「夢と望み」を両方とも心にはっきりと刻んでおくこと。
これが、人生ナビに設定しておく、もっとも大事なデータです。