「場」を共にすることでしか伝えられないものがある

昨日は、代々木公園ケヤキ並木で開催された東京ジャズの無料プログラムから、世界的ジャズピアニスト小曽根真さん率いるJFC All Star Big Band(学生選抜バンド)の演奏を楽しんできました。
一流の演奏家が生み出す場の力には、やはり素晴らしいものがありました。

目次

2018Tokyo Jazz @代々木公園ケヤキ並木

ビッグバンド・ジャズは好きですが野外で聴くのはこれが初体験。
これが、とっても、たのしい~~!

天気は小雨模様で蒸し暑くて、集まった観衆でライブ会場は通路までギッシリ。
誰もが汗だくだったのだけど、小さな子供まで一緒になって身体でリズムをとってノリノリ~♬

音楽はいいですね、ホント。

そして、学生選抜バンドのみなさん。それは見事な演奏を披露してくれました。

世界的な超一流の現役ミュージシャンに、音合わせから本番まで本気で引っ張ってもらって、こうやって大勢の見ず知らずの観衆の前で共にステージに上がり、演奏するという体験は、彼らにとってどれほどの宝物になるでしょう!

名プレーヤーの持つ特別な影響力

小曽根さんのコンサートに行くたびに、いつも肌にひしひしと感じることですが、彼のような超一流の演奏家がバンドメンバーやライブの場を引っ張る力というのは、ほんとうに凄いです。

コンサートの口開けで、し~~んと静まり返った劇場に、最初の一音を鳴らす。それで、観客の集中をぐっと引きつけてしまいます。

世界の名プレーヤー達を相手に、世界各地で演奏活動を続けている方ですからね。単に演奏技術云々を越えた、そういう「場」に対する影響力というかコミュニケーション力、伝える力が必要なのです。

そういう名プレーヤーと、ライブと言う「場」を共にし、演奏を共にすることで得られるものは、レッスンで学び取るものとは別次元です。
ピアノ連弾
[小曽根さんとピアニスト君で息の合った連弾!]

場を共にすることでしか伝えられないものがある

「場」とそれを統率するリーダーの力に引き出されて、普段以上の演奏が生まれることはよく起きます。
それは、言葉や練習では伝えられない、学び取れない、特別な感覚なんです。

肌身で感じ、全身で受け取る「なにか」です。

この日のバンドのメンバーさんたちは、それを、この場でしっかりと、小曽根さんから受け取っていたんじゃないかな‥‥‥
そんなことを考え、彼らのこれからを想像したら、ますます、たのしくなってきました(*^^*)


行動する・創造する

Posted by vidarica