『不幸になるための10ヶ条』をあえて考えてみた
幸せになるためにはどうすればいいか?
そう言うテーマの記事がネット上に溢れかえっています。
それほど次々と記事が書かれるということは(わたしもその一人ですけど)逆に考えると――幸せを感じられずにいる人がいる、ということですよね。
ニーズがあるから記事が書かれるわけですから。
そのことをもう一度考えてみたんです。
つまり「こうすれば幸せになれますよ、幸せってこういうことですよ」という話をいくら聞いたり読んだりしたところで、人はそう簡単に幸せにはならないという現実がある、ということです。
う~ん、それは悲しい、とても悲しい 😥
幸せがわからないのはなぜ?
そもそも、こんな記事を書いているわたし自身がそうでした。幸せがわからずにずっと苦しい生き方をしてきたリアル体験者です。
その苦い経験があるからこそ、いまこうして、人生ナビゲーターの活動をしています。
でも、単純に「こうすればいいよ」と伝えるだけでは足りないのだなあと、感じています。
なのでちょっと、工夫してみようと思います。
「こうすれば幸せになれる」ではなくて、こうすれば確実に不幸になることを考えてみるのはどうでしょう?
つまり逆転の発想です。
きれいな言葉や理想の世界像は、悲しみや苦しみの中にいる時には、目に入らないし耳に聞こえないものです。わたしも確かに、そうだったという実感があります。
だったら、ダークサイドから語ればいいんじゃないかと。
これをやれば誰でも絶対に不幸になれます!
苦しい時はダークなものに惹かれます。そっち側に軸足を置いていますから。どうしても闇のほうに意識が向きやすいんですね。
だからあえて、そちら側から語って気づいてもらって、それで、ああ、これはまずいな、と感じてもらえたら、それをきっかけにして、光のある方に目を向けられるんじゃないか。そういう手もあるかなと思いつきました。
それで、考えてみました。
題して『不幸になるための10ヶ条』です。
『不幸になるための10ヶ条』
1.自分を信じるな。世の正義に従え。
2.感情は邪魔者。自分の心に嘘をつけ。
3.愛とは執着。しがみつき求め続けるものである。
4.夢を持つから絶望するのだ。夢など見るな。
5.自分の欲求を満たすためなら何をしても良い。手段は選ぶな。
6.自分以外はみんな敵。他者を利用し奪い取るべし。
7.人の不幸は蜜の味。嫌いな相手、自分の敵の不幸を願え。
8.自分の不幸も不運もすべては親と家庭と社会に原因がある。
9.死んだら何も残らない。今だけ自分だけで貪欲に生きろ。
10.神(人智を越えた存在)なんていない。
いま思っていることを裏返しにしてみたのですが……う~む、なかなか強烈。
見ているだけでなんかもう、生きているのがイヤになりそうです。
でも、人生のある時期は自覚的ではなかったとはいえ、極端に言えばこれに近い感覚で生きていたことも(泣)
辛いはずですね。
あなたはどう思いましたか?