未来の夢を最速で手元に引き寄せる方法
夢にはいろいろな叶えかたがありますが、もっともすばやく、かつ確実に、現実を変えるにはどうすればいいと思いますか。
それは、自分自身ではなくて、まず、自分が関わる環境を変えることです。
リアリティと行動の関係
未来の自分を思い描いて、アレコレやってみようと思っても、いざ行動する段にとなると、どうもうまくいかない。
初めてのことに挑戦するのも、未経験の世界に踏み出すのも、大きな勇気やエネルギーが必要で、なかなか初めの一歩が踏み出せない。
本当に自分にできるのかと不安が先に立って、つい尻込みしてしまったり、そもそもどうすればいいのか行動のイメージが持てなかったり・・・
きっと誰でもこういう経験があると思うのです。
まだ経験していない未知の世界を、頭の中の想像だけでリアルに思い描くのは難しいです。
そして、リアルで具体的なイメージを持てないままでは、現実の行動を変えていくことはできません。
なぜなら、わたしたちの脳は、こうしよう、というハッキリとしたイメージがあって、初めて動き出すものだからです。
それでは、いったい、どうすれば未知のことを具体的にイメージできるようになるのでしょう?
どうやって初めてのことをリアルに思い描くことができるのでしょう?
実はとても簡単な、誰にでも利用できる方法があるのです。
環境と言う「場」のパワーを味方につける
それは「場」のエネルギーを使うことです。
「場」と言うのは、あなたが属している場所、付き合っている人間関係など、あなたを取り巻く環境のことです。
具体的な例をあげて、説明しますね。
あなたは、何年も授業料を払って、英会話を習い続けています。
でも、どうしてもうまく喋れるようになれず、もっとペラペラ喋れるようになりたいと願っていたとします。
そんなあなたが、たった一人でアメリカを旅することになりました。
上手くないから恥ずかしい、と思っていたとしても、とにかく会話しますよね。
だって周り中が英語を話しているんです。
大人も子供も、外国人風の人達も、旅行者も。
誰もが皆、たとえ片言の、なんだかよく分からない英語だったとしても、とにかく英語を喋っている。
そんな「場」にいたら、イヤでも喋りますよね?
そうすることが当たり前な「場」にいるのですから。
「郷に入りては郷に従え」と言いますが、この場合、従わずにいる方が、ずっと難しい。
人は、自分が関わっている環境からとても強い影響を受けます。
その中で自分のバランスを取ってうまく生きて行けるように、自然に調整するように出来ています。
脳が勝手に周りにいる人の真似をするんだそうです。
幼稚園児がランドセルを背負って、小学校に通うようになると、ちゃんと小学生らしくなっていきます。
中学校に上がれば、中学生らしくなります。
野球部の子は、野球部っぽいし、サッカー部の子はやはり、サッカー部ぽい。
自然といつの間にか、そうなっていくのです。
場の影響力をプラスに活用する
校風とか社風とか、あるいは家風とか。
集団に備わった独自の場のエネルギーは、そこに属するメンバーに、否応なしに何かしらの影響を及ぼします。
新たに加わったメンバーは、自然とそこの水に染まっていきます。
環境という「場」から、わたしたちは、無意識のうちに、常に強い影響を受けています。
意図しても、していなくても、です。
それならば、この「場」の持つ強力なパワーを意図的に、自分にとってプラスになるように活用しない手はありませんね。
まだ未体験だけれど、やってみたいと思うことがあるなら、それを当たり前にやっている人たちの仲間になります。
オシャレをして高級ホテルでお茶してみたいけど、ちょっと敷居が高い気がして尻込みしているのなら、そう言うことをすでに当たり前にしている人と行動を共にしてみればいいんです。
ヨガのインストラクターを目指しているなら、同じ生徒仲間だけじゃなくて、すでにインストラクターとして活躍してる憧れの先輩と親しくなるんです。
もう、わかってきましたよね。
すでにそうなっている人、すでにそれをやっている人のそばにいて、その人の「場」に入り込んで、そのエネルギーに引っ張ってもらうんです。
相手のリアリティに、自分の当たり前を染めてもらう。
自分もそうであって当然だと感じられるように、今いる自分のリアルな「場」を抜け出して、あなたが行きたいと思っているリアルな「未来の場」に行くんです。
未来をすばやく手元に引き寄せる
なりたい自分、未来の自分は、今はまだ現実化していないのだから、リアリティが乏しくて、実感が持てないのは当たり前。
自身の意識の内的な変化だけでそこに行こうとしても、不可能ではないけれども、時間もエネルギーも相当にかかってしまいます。
でも「場」という外かのらエネルギーを利用すれば、すばやくラクラクと内的イメージを書き換えてしまうことが可能です。
自分の望む未来を具現化しているリアルな人の姿を目の前に見ていると、そのようであることが、あなたにとっての「当たり前」に変わります。
明確なイメージ、リアリティ、確かな手応えが生まれます。
イメージが鮮明でリアルであればあるほど、脳は軽々と行動を起こします。
そうすることが自然な反応になるのです。
未来(=夢)とは、長い道を歩いて辿り着く遠い彼方にある場所、ではありません。
それは、あなたの内に生まれるイメージが引き寄せるものです。
あなたのリアルなイメージに引き寄せられて、向こうからここ(現在=いまここ)へとやってくるもの、それがあなたの未来です。
必要なのは、あなたの未来の姿をすでに体現している人、実現している人がいる「未来の場」に、身を置くことです。